COLUMN2
日本では破傷風の感染リスクは低いですが、タイなど舗装道路の少ない発展途上国では問題になっています。タイ渡航前にこの事実を知らない場合、破傷風菌に感染してしまう可能性があります。
そこで、タイ渡航前に予防接種を希望する方に向けて、新宿のナビタスクリニックが破傷風の特徴と、破傷風の予防接種について説明いたします。
破傷風とは、世界中の土壌中に生息する「破傷風菌」が原因で起こる感染症です。破傷風の感染源は傷口で、わずかな傷口からも侵入します。
破傷風菌が少しでも体内に入ってしまうと、6時間程度で増殖し、2日~8週間の潜伏期を経て発症してしまいます。
破傷風の予防において最も効果的なのは予防接種です。ワクチンを接種することで、ほとんど100%の方が十分な抗体を獲得でき、破傷風を未然に防ぐことができます。
破傷風ワクチンは3種混合ワクチン、4種混合ワクチン、DT(2種混合)ワクチンに含まれているため、定期予防接種で11~12歳の時に最後の接種をしていれば22歳までは抗体があると考えられます。定期予防接種を受けていない、もしくは回数が不足している場合は、合計3回の予防接種を受けなければいけません。定期予防接種を受けてから10年以上経過した場合は、追加接種1回のみで十分です。
破傷風はタイなどの舗装道路の少ない発展途上国で問題になっています。そのため、タイへ旅行する予定がある方は、渡航前の予防接種をおすすめします。
※海外渡航者向けの予防接種は任意接種のため保険適用外(自費診療)です。
破傷風は傷を負ってから5~10日で症状が出てきます。破傷風の主な症状は以下の通りです。
筋肉のけいれんは破傷風の特徴的な症状です。けいれんは顎や喉から始まり、顔から首、肩、腹部へと移ります。最終的には全身にけいれんが起こるケースもありますが、稀に傷口付近の筋肉だけに、けいれんが起こる場合もあります。
破傷風の致死率は適切な処置が行われた場合6%ですが、適切な処置が行われなかった場合は50%にまで跳ね上がります。死因の多くが、けいれんによる呼吸障害です。破傷風に対する免疫は予防接種でしかつけることができません。ワクチン接種前の乳児や免疫が減衰した成人、ワクチンが存在していなかった世代の高齢者では特に予防接種が必要です。
タイ渡航前に予防接種を希望する方に向けて、新宿のナビタスクリニックが破傷風の特徴と症状、破傷風の予防接種について説明いたしました。
渡航前はタイでの滞在期間に関係なく、できるだけ予防接種を受けることを推奨します。ナビタスクリニックは新宿、立川、川崎で様々な感染症の予防接種に対応しています。
駅直結で夜遅くまで診療していますので、仕事や学校帰りに立ち寄っていただけます。また、時間がない方でもご来院いただけるように、電話もしくはインターネットで予約も承っています。
新宿、立川、川崎で感染症の予防接種ができる病院を探しているという方は、ナビタスクリニックにお問い合わせください。
法人名 | 医療法人社団 鉄医会 |
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診察科 | 内科・小児科・皮膚科・女性内科・貧血外来・トラベルクリニック |
診察時間 |
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法人設立 | 2013年2月 |
理事長 | 久住 英二 |
本部住所 | 〒190-0023 東京都立川市柴崎町3丁目1−1 エキュート立川4階 |
TEL | 042-521-5334 |
FAX | 042-521-5329 |
URL | https://navitasclinic.jp/ |